CMTとは?(Chiropractic Manipulative Therapy)
CMTとは、背骨の関節を動かして歪みを整える技術です。硬くなった背骨の関節を手でポンっと押して動きをつけます。筋肉の緊張を取ってからおこなうので痛みはありません。
CMTの主な目的は、
- 癒着の予防&剥離(はくり)
- 痛みを減らす(ゲートコントロール)
- プラシーボ効果
1 癒着の剥離
背骨の関節は、硬くなった状態が続くと、やがて癒着します。それを予防するためにCMTを行います。
2 痛みを減らす(ゲートコントロール)
背骨の関節に動きを加えると、痛みを減らすことができます。関節に備わっている働きで"ゲートコントロール"といいます。
3 プラシーボ効果
背骨の関節がボキッと鳴るとスッキリします。関節の動きが良くなるので、一気に調子を取り戻した気分になります。
CMTには椎間板のクッション性を維持する働き
背骨の間には、椎間板(ついかんばん)という軟骨が骨と骨の間に交互に存在しており、クッションの役割をしています。この椎間板の中心部には、水分を多く含んだ髄核(ずいかく)というゼリー状の物質があります。

背骨が歪むと椎間板が圧迫されて、中心部の水分が減少します。水分が減少すると背骨のクッション性が低下して、痛みの原因となります。また椎間板には血管が無いため、栄養交換は体を動かした時のポンプ作用に依存しています。
背骨が動きが悪くなると、椎間板の栄養交換が悪くなりますので背骨の矯正をして、関節の可動域を整えます。
- 背骨の動きを良くする
- 痛みを減らす
- 椎間板の圧迫を解除する
- 髄核の栄養交換を促進する
このように背骨の矯正は、下記4つの目的があるのです。

