耳より情報
くしゃみとぎっくり腰の関係について
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今回は、くしゃみから起こるぎっくり腰について。
桜も咲き始め、気温も徐々に上がるのと合わせて、スギ花粉の飛散量も増し、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ等々花粉症でお悩みの方にはつらい季節…。
それでもまだ気温の寒暖差もあり、ぎっくり腰の患者さんも増える時期でもあります。そんな中、くしゃみをした瞬間に強い腰の痛みを感じていらっしゃる患者さんも少なくないです。
どうしてくしゃみをしてぎっくり腰になってしまうのか。
答えはくしゃみをした時の体勢にあります。
くしゃみをすると、お腹に瞬間的に強い圧力が加わり、腰が丸まる。
この腰が丸まった体勢こそが、ぎっくり腰の原因になってしまうのです。
くしゃみをした時の腰への負担は、約20キロの荷物を直立で持った状態と同じくらい、普通に立った状態での腰の負担と比べても3~4倍もの負担がかかってしまうそうです。
時と場合にもよりますが、くしゃみが出そうだなと思ってから少しでも余裕があれば、立っている場合はテーブルや壁などに、座った状態であれば太ももに、胸を軽く張った状態で手をつくと、腰にかかる負担をだいぶ軽減することができます。
元々の腰の筋肉の状態が良ければ、多少のことではぎっくり腰も起きませんが、朝の起きがけや疲れがたまっているとぎっくり腰のリスクも高まります。
日頃からのケアと、ちょっとした生活の中での工夫でぎっくり腰を未然に防ぎましょう!
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